金利とは何か

金利は、お金を一定期間貸し借りする際の対価です。

預金者にとっては、お金を金融機関に預けることで受け取る収益です。借り手にとっては、資金を利用するために支払う費用です。

金利には、次のような区分があります。

  • 短期金利 — 短期間の資金取引に適用される金利

  • 長期金利 — 長期間の資金取引に適用される金利

  • 固定金利 — 契約期間中の金利が原則として変わらない

  • 変動金利 — 市場金利などに応じて見直される

  • 名目金利 — 表示されている金利

  • 実質金利 — 名目金利から物価変動の影響を差し引いた金利

実質金利は、おおまかに次のように考えます。

実質金利 ≒ 名目金利 − 物価上昇率

預金金利が1%でも、物価が3%上昇すれば、預金の実質的な購買力は低下します。

金利が動く主な要因

金利は、次のような要因で変動します。

  • 景気の強さ

  • 物価上昇率

  • 日本銀行の金融政策

  • 資金に対する需要と供給

  • 将来の景気や物価に対する予想

  • 海外の金利や金融市場の動き

  • 国や企業の信用力

短期金利は中央銀行の金融政策の影響を受けやすく、長期金利は将来の物価や景気、財政、資金需要などに対する市場参加者の予想も反映します。

金利変動の影響

金利が上昇した場合、一般的には次のような影響が考えられます。

  • 預金金利が上がりやすくなる

  • 変動金利型ローンの負担が増える可能性がある

  • 企業の借入費用が増える

  • 新たに発行される債券の利回りが上がりやすくなる

  • 既に発行されている債券の価格が下がりやすくなる

  • 株式の評価に下押し圧力がかかることがある

ただし、金利が上昇しても、景気や企業業績が力強く伸びていれば株価が上昇することもあります。「金利が上がれば、すべての資産価格が必ず下がる」と単純化しないことが大切です。