全体の目的から個々の商品を位置付ける

ポートフォリオは、保有商品の単なる一覧ではありません。資金の目的と時間軸を踏まえて、資産全体の組み合わせを捉える考え方です。

本講座で確認した要点は次のとおりです。

  • 資産配分は、資産の種類ごとの構成割合を表す

  • ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率を構成割合で加重平均する

  • ポートフォリオのリスクには、各資産のリスクだけでなく相関も影響する

  • 商品数が多くても、共通する値動きの要因が多ければ分散効果は限られる

  • 資産配分は、資金の目的、使用時期、家計の対応力から考える

  • 標準偏差やシャープレシオは、条件をそろえて比較するための補助指標である

  • リバランスでは、費用、税金、生活状況の変化も確認する

分散投資は、損失をなくす仕組みではありません。しかし、どこにリスクが集中しているかを確認し、特定の資産や要因への依存を抑えるための重要な考え方です。

次の「金融商品と税金・NISA」では、利息、配当、売却益にかかる税金や、NISA口座と課税口座の違いを学びます。資産配分を考えるときには、値動きだけでなく、費用や税引後の受取額、利用する口座の条件も含めて判断する必要があります。