個人ごとの事情を課税所得へ反映する

同じ所得金額でも、扶養する家族がいる人、多額の医療費を支払った人、災害で住宅や家財に損害を受けた人では、税を負担する力が同じとは限りません。所得控除は、このような事情を課税所得へ反映します。

主な所得控除には、基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、特定親族特別控除、障害者控除、寡婦控除、ひとり親控除、勤労学生控除、社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、医療費控除、雑損控除、寄附金控除があります。

所得控除と税額控除を区別する

所得控除は課税標準から差し引きます。税額控除は、課税所得金額に税率を掛けて求めた算出税額から差し引きます。

例えば、10万円の所得控除を受け、適用税率が10%なら、所得税額への単純な影響はおおむね1万円です。10万円の税額控除なら、控除可能な範囲で税額から10万円を直接差し引きます。