会計は経営成績、税務は課税所得を求める

会計上の利益は、企業の経営成績を利害関係者へ示すため、収益から費用を差し引いて求めます。法人税法上の所得は、課税の公平を確保するため、益金から損金を差し引いて求めます。

収益と益金、費用と損金は多くの場合一致しますが、目的が異なるため一致しない項目があります。そこで、会計上の税引前当期純利益を出発点に申告調整を行います。

税務調整で所得金額へ変換する

基本的な流れは次のとおりです。

  1. 会計上の税引前当期純利益を確認します。
  2. 会計上は費用でも税務上損金にならない額などを加算します。
  3. 会計上は収益でも税務上益金にならない額などを減算します。
  4. 欠損金の繰越控除などを反映し、課税所得金額を求めます。

申告調整は法人税申告書の別表四などで行い、利益積立金額等への影響は別表五(一)などで管理します。